美肌菌を育てる乳酸菌とは? Vol.1 ~注目の乳酸菌、その働きについて細菌学に詳しい下川先生に聞いてみました!~

肌に良い乳酸菌って? 乾燥

近頃、肌に良いと言われている乳酸菌。その美肌菌を育てるためには、乳酸菌が欠かせないことをご存知でしょうか?

今回は乳酸菌の働きについて専門医に伺いました。

乳酸菌について詳しく解説

教えてくれたのは… KINS代表 下川 穣 先生
下川先生


口腔内フローラや腸内フローラを専門とする歯科医師。「健康と美と、菌の関係」に深く感銘を受け、「菌ケア」を正しく伝える第一人者としてKINSのサービスをスタート。目に見えた症状だけをケアする対処療法ではなく、症状の根本的な改善することで美肌を育むメソッドを提唱している。

乳酸菌にはどんな種類があるの?

「乳酸菌には様々な種類がありますが、発酵形式でいうと『ホモ型・ヘテロ型』という2つに分類されます。 ホモ型は、糖を分解して乳酸のみを最終産物として作り出し、ヘテロ型は糖を分解して乳酸と酢酸、ビタミンCやアルコール、二酸化炭素などを生成します。

最近では、ヘテロは体内の活性酸素の除去に役立っているという文献もあることから、一概にどちらが「良い・悪い」ではなく、体にとっては両方必要なものだと言えますね。」
(下川先生・以下「」内同)

乳酸菌には様々な種類があり、それぞれが役割を持って働いてくれています。
それでは、乳酸菌は美肌菌にどのような影響を与えるのでしょうか?

肌に住む常在菌とは?

「肌に棲む細菌たちのことを常在菌と言い、その生態系のことを肌フローラといいます。
私たちの皮膚には数十種類、数百億個の常在菌が生息していると言われており、それぞれの菌たちが、汗や皮脂をエサに“代謝産物”を出し、皮膚を守る働きをしてくれているものもあるため、肌を健やかに保つ上でとても重要な存在だと言えます。」

美肌菌と乳酸菌はどのような関係があるの?

「美肌菌と言われる『表皮ブドウ球菌』は、汗や皮脂をエサにグリセリンを出したり、ランチバイオティクスという天然の抗生物質を出して、悪玉菌である『黄色ブドウ球菌』を増殖させないようにしています。
逆に悪玉の『アクネ菌』は、『黄色ブドウ球菌』がより悪さをしやすい形(バイオフィルム)を促進したりと、菌によって様々な働きがあります。

乳酸菌は、ケラチノサイトという場所に影響し「表皮ブドウ球菌」を増やす、という論文が出ていることもあり、肌を美しく保つのに欠かせない菌の一つであると考えられます。」

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